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ダイワ装飾office

2020.12

■大阪府河内長野市

河内長野市にて長年続く内装施工を営む会社のオフィス改装。
社員の仕事に対するモチベーションや帰属意識が高まるよう、旧態的なオフィス空間から刷新することが求められた。

改装にあたり、一度全てを解体し躯体の地肌を現しにしたことで、国道沿いに建ち外部との壁はほぼガラス面の、たくさんの自然光が降り注ぐ開放的な建物であることを再認識させられた。
この明るさをなるべく奥の空間に届けるように、大きな木の家具によってゆるやかに空間を間仕切り、3つの部署がワンフロアに共存している。間仕切りをくり抜くようにひとつながりの長いデスクが伸びているが、日々顔を合わせてのデスクワークはオープンになりすぎないように考えた。

間仕切りを大きな家具として計画したもうひとつの理由は、紙媒体でのデータ管理といった今までのオフィスワークの因習を残すことも求められる要素であったため、収納量の確保といった機能性も兼ねている。
旧態依然な既製のオフィス家具をカスタムするものではない使い手に愛着を持ってもらえるような手仕事の宿るオリジナルの家具を制作させてもらった。

働き手の意識の変化を、仕事場の刷新により見出そうという社長の想いが空間や情報、ものといった"共有"をテーマに、共に発展してゆけるように。アットホームなまちの会社の良さを汲み取りつつ、変わらずここの風景のひとつとして根付いてゆけば嬉しい。